国:コロンビア共和国
地域:ウィラ県 ピッタリート ブルセラス エル・ディアマンテ
生産者:オスカー・フェルナンド・エルナンデス
農園:ロス・ノガレス
標高:1,720 ~ 1,800 m
農園面積:30 ha
コーヒー栽培面積:14 ha
品種:セニカフェ 1
生産処理:ウォッシュト / ファーメンテーション・ウィズ・モスト / パラボラ式乾燥台
収穫時期:11月
お取引開始年:2005年
現在オスカーさんが中心となって営むロス・ノガレス農園は、2005年に初めて開催されたコロンビアCOEで初代チャンピオンになった農園です。この時のオークションで同農園の優勝ロットを落札したことをきっかけに、丸山珈琲ではコロンビアのトップ・オブ・トップのコーヒーを買い付けるようになりました。
丸山珈琲にとって長いお付き合いのある大切な農園の一つですが、2013年に当時のオーナーでオスカーさんのお父様であるリカウルテさんが強盗に襲われて亡くなり、農園を継続するのか売却するか、何度も家族会議が行われました。現在はオスカーさん、お母様のスルデリーさん、オスカーさんの姉妹が農園を継ぎ、コーヒー生産を続けられています。
リカウルテさん亡き後、オスカーさんとスルデリーさんは高品質コーヒーの生産に今まで以上にフォーカスすることを決め、環境に与える影響が少ない水洗処理設備を新たに導入しました。オスカーさんたちはコーヒー作りにおいて日々向上を目指し、根気強く仕事に取り組んでいます。
<本銘柄の生産処理について(現地より)>
1. 完熟のチェリーだけを収穫
2. きれいな水でチェリーを洗浄
3. チェリーを水に浸して比重選別
4. チェリーを80℃の湯に20秒ほど通し、その直後に、3~5分ほど冷水に浸して急冷する
このプロセスの意図は、①チェリーを低温殺菌すること、②チェリーの中のブドウ糖(グルコース)を開放すること
5. チェリーの果肉を除去、その除去したパルプを圧搾して得た搾り汁(モスト)をコーヒーに加える
6. モストを加えてからコーヒーを110時間発酵させる
7. 発酵が終わったら、コーヒーを取り出して15日間天日で乾燥させる
8. 乾かしたパーチメントを以前ビール用として使われていた樽に入れて、軽く風味を付ける