シンプルだからこそ、素材にこだわる 〜コーヒーようかん〜

ようかんは、餡（小豆）、砂糖、寒天といった、シンプルな素材で作られる和菓子です。

だからこそ、素材の善し悪しによって味わいが決まってしまうため、選りすぐった国産の原材料でお作りしています。

■小豆

日高山脈を仰ぐ、山灰を多く含んだ肥沃な平野で育った、北海道産の風味豊かな小豆を使用しています。豊かな土壌は小豆の成長を促し、しっかりとした粒の小豆が収穫されます。光沢のある小豆は、見た目にツヤもあり、美しく、あんこにした際の風味も格別です。



■砂糖

砂糖の中でも純度の高い、国産の白ざら糖を使用しています。上品なクセのない甘さで高級な和菓子に使われることが多く、白ざら糖を使用することで、小豆のほっくりとした味わいとコーヒーのコク、ボティ感が感じられます。



■寒天

岐阜県産山岡町の高品質な寒天を使用しています。良質な天草を使用し、雨や雪が少ない寒冷な山間地にて昔ながらの凍結乾燥で製造された寒天は、ようかんに程よい食感や滑らかさをもたらします。

また、丸山珈琲のコーヒーようかんは、厳選された素材とともに創業当時から愛される「丸山珈琲のブレンド」を使用しています。国産の選りすぐりの素材と丸山珈琲の深煎りの豆を使用し、百年近く続く老舗の餡職人が餡を炊くことで、コーヒー風味のようかんに仕上げています。







【素材を大切に餡と向き合う職人の技】

丸山珈琲のコーヒーようかんは 2 種類の味わいがあります。「本煉り」は、口あたりなめらか、口に含むとあんこの風味が広がり、ふんわりとコーヒーの風味の余韻を感じるようかんを目指しました。一方の「小倉」は、本煉りようかんと同じ味わいに小豆の食感を添えつつ、小豆本来の味わいが引き立つようかんを目指しました。

コーヒーの粉末をそのまま使用していますが、 コーヒーの量が少なすぎると餡の風味に巻けてしまい、多すぎるとざらつき感や苦みを生じてしまいます。 絶妙なバランスを生み出せるのは、餡職人の熟練の技があるからこそ。

美味しい餡を炊き上げることは、ようかん作りには欠かせません。 季節や気候の変化、その日の気温や湿度まで感じ取れる職人の繊細な五感により、 小豆をふっくらと炊き上げ、小豆本来の豊かな風味を引き出す――その繊細な仕上がりは、まさに職人の技の賜物です。







【コーヒーと和菓子のペアリング】

丸山珈琲のコーヒーようかんは、コーヒーと小豆が奏でる、上品な味わいとやさしい口あたりをお楽しみいただけます。日本茶はもちろん、 コーヒーとも相性の良い味わいに仕上げました。

お好きなコーヒーとあわせてお楽しみいただけますが、浅煎りやモカブレンドとのペアリングがおすすめです。浅煎りのすっきりとした味わいとようかんの甘さが相まって、黒蜜のように甘く滑らかな口当たりをお楽しみいただけます。

また、モカブレンドの香ばしい味わいとようかんの小豆の相性が良く、焼き栗のような、ほっくりとした甘みが、上品に広がります。

珈琲もようかんも豆本来の美味しさを楽しむ嗜好品。コーヒー×和菓子のペアリングを、ぜひお試しください。