2017年10月3日

JBrC2017 決勝報告:上山 薫バリスタ(優勝)

皆さまこんにちは。

丸山珈琲の広報です。

 

先月に開催された「ジャパン ブリュワーズカップ(JBrC)2017」において優勝した上山バリスタ(小諸店所属)より、ご声援いただいた皆さまへのお礼のメッセージが届きましたので、ご紹介させていただきます。


こんにちは。

小諸店の上山(カミヤマ)です。

先日行われたジャパンブリュワーズカップ2017において優勝することが出来ました。

blog_2皆さまの温かいご声援、ご支援、そしてお祝いのお言葉をいただき、誠にありがとうございます。多くの方たちにご協力・サポートしていただいたお陰で、無事に競技を行えたことに本当に感謝しています。

結果発表の時、名前が呼ばれた瞬間、私以上に喜んで泣いてくれたチームメイト、コーチ、サポーターの方たちの顔を見て、なんて素晴らしい方たちに囲まれてこの場に立てているんだろうと、幸せと誇りを強く感じました。丸山珈琲初のJBrCチャンピオンとなりましたが、私ひとりの称号ではなく、会社で、そしてチームで勝ち取った結果だと思います。

心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

さて、私が今回出場した大会の競技内容についてご説明します。

ジャパンブリュワーズカップとは、ドリップやサイフォン、エアロプレスなどの手動の器具であればなんでも使用して構わないというルールで、美味しいコーヒーを抽出する技術を競う大会です。そのため、そこにはバリスタの個性が表れ、コーヒーの魅力だけでなく、それぞれのバリスタが考える新しい抽出方法や理論、考察など、興味深い話がたくさん飛び出します。またこの大会は、2種目の競技を行なって、その合計スコアを競うという特徴があり、ここが他の競技会とは大きく違うところです。

 

1つは、必修サービス。

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オープンサービスの競技風景

器具は自由ですが、競技者全員が同じコーヒー、同じグラインダー、同じ水を使って抽出し、その味を評価します。ジャッジは完全にブラインドで、どの選手がどの器具を使ったかは知らされません。プレゼンテーションも行われず、純粋に抽出技術を競う競技です。そしてもう1つがオープンサービス。自身で用意したコーヒーを、プレゼンテーションを行いながら抽出をします。こちらは3名のジャッジをお客様と見立て、競技を行うため、味だけでなくプレゼンテーションも重要になってきます。

 

私はそれぞれの競技でエアロプレスとドリップ(V60)を使い分けて行いました。競技に合わせて器具・戦略を切り替えるのもこの大会の面白いところでもあります。

 

オープンサービスにおいて、私がテーマにしたものは「水」です。

水の違いによって味わいが変わるということをきっかけに、コーヒーの魅力を最大限引き出すための水を「作って」きました!

水の中に含まれるミネラルの量や割合によってコーヒーの味は変化します。そこで、コーヒーの抽出に必要なミネラル(主にカルシウムやマグネシウム)だけで構成されるカスタムウォーターを作成し、抽出を行いました。もちろんそのミネラルのバランスは、使用するコーヒーに合わせて配合し、試行錯誤の末、本番前日にようやくたどり着いたものです。言わば、この水自体が抽出器具となっており、狙ったフレーバーを引き出すことの出来る最高の武器でした。

使用したコーヒーは、『マリサベル・カバジェロ ゲイシャ ハニー』ホンジュラスのコーヒーです。とても明るく甘く、複雑な風味を持っており、ジャスミンの香りとまるでローズヒップを思わすフレーバーが特徴です。この味わいを引き出すために水はもちろん、挽き目や抽出方法など多くの事を検証しました。そして決勝の日にはなんとローズの香りまでもがあらわれました!

 

液体に溶け込んでいるコーヒーはおよそたったの1パーセント。残りの約99パーセントは水で出来ています。水がもたらすコーヒーの新しい可能性や発見、驚きを皆さまと共有したく、今回の競技を行いました。コーヒーはまだまだ知らないことばかりです。それこそ私達が知っているコーヒーの世界はまだほんの1パーセントだけかもしれません。そう思うとワクワクしませんか。まだまだコーヒーの魅力は尽きそうにありませんね。

blog_kamiyama未知なるコーヒーの世界を探検する冒険者のように、私はこれからもコーヒーと向き合ってまいります。

 

そして来年、世界大会に挑みます。

初めての経験、初めての挑戦。自分が果たしてどこまで行けるのか。

日本代表としての誇りと覚悟を持って精進してまいります。

引き続き、ご声援をよろしくお願いいたします。

 


 

 上山バリスタによる特別提供イベントも近日開催予定となっておりますので、どうぞ、お楽しみに。