2017年7月15日

新認証コーヒーシリーズ:フェアトレードコーヒー【7/15〜】

みなさま、こんにちは。

丸山珈琲の広報です。

今回は丸山珈琲で新しく販売する認証コーヒー「フェアトレードコーヒー」について、なぜ今フェアトレード認証を受けたコーヒーをご紹介するのか、代表の丸山健太郎よりご案内いたします。


丸山珈琲ではこのたびフェアトレード認証を受けたコーヒーを販売することになりました。

なぜ今になって丸山珈琲がフェアトレード認証を? と思われる方もいると思うので、説明させてください。

brazile coe2そもそもはジョアンというカッパー(コーヒーのテイスター)との出会いから始まります。

2015年のブラジルのカップ・オブ・エクセレンス品評会で審査員として一緒になったジョアンと、2016年にアイルランド、ダブリンのコーヒーコンフェレンスで再会しました。

前年までブラジル・スペシャルティコーヒー協会で働いていたジョアンは今、中南米のフェアトレード認証コーヒーのカッパーをしているというのです。

 

「Maruyamaはフェアトレード認証コーヒーは買うのか? 」と聞かれましたが、私の答えはNo。

丸山珈琲では自社で生産者や組合、輸出業者と直接やり取りをし、いわゆるニューヨーク先物市場価格に比べて何倍ものプレミアム(割増金)を自分たちで生産者に支払っているので、あえてフェアトレード認証のコーヒーを買う必要がない。また、フェアトレードとは貿易の形態を問うもので品質のフィルターがないので、経験上今まであまり高品質の豆を見たことがない、と話しました。

ジョアンは、「健太郎の言っていることはわかる。ただ素晴らしい品質のコーヒーを作っているフェアトレード農家もいる。ぜひテストしてほしい」と食い下がり、熱く訴えられました。

 

それから数ヶ月後、東京で開催されたブラジル・スペシャルティコーヒー協会主催のテイスティングイベントで素晴らしいコーヒーに出会いました。88点という高得点を私はつけたのですが、実はこれがジョアンが協力しているフェアトレード認証農家の豆だとわかったのです。こんなに素晴らしいフェアトレードコーヒーに出会ったのは初めてでした。そのイベントに参加していたジョアンに私の不明をわび、この生産者のコーヒーを買付けることを決めました。

 

私は以前に数回、中米でフェアトレード認証を受けた農家の話し合いに参加したことがあります。残念ながらそこでは品質向上策の話はあまり出てこず、受けとれるプレミアムのこれからの動向、見通しの話がほとんどでした。もちろん、様々な状況下で、地理的条件の制約などもあり、全ての農家が高品質コーヒーに取り組めるわけでないことは理解しています。ただ、品質の話がほとんど出てこないことに違和感を覚えました。

 

丸山珈琲は高品質コーヒーを扱う会社です。

自社の基準を満たさないコーヒーを扱うつもりはありません。

今回のこのブラジルの生産者のコーヒーは私たちの基準を十分満たすコーヒーでした。

 

フェアトレード今回の買付け対象になった生産者は「APAS」、Associacao Dos Productores Do Alto Da Serra(アルト・ダ・セラ生産者組合)に属しています。幹部メンバーたちと直接お会いする機会があり、彼らがどのようにフェアトレード認証で得たプレミアムを使っているのか、話を聞くことができました。2006年にAPASは設立され現在は20名のメンバーだそうです。ミナスジェライス州サンゴンサロ・ド・サプカイでメンバーたちはコーヒーを作っています。2013年にフェアトレード認証を受けました。彼らはフェアトレードプログラムで得たプレミアムを品質向上策に還元したそうです。プレミアムで品質コンサルタントを雇い、カッパーを雇いました。品質管理のためのテイスティングルームを作り焙煎機も設置したそうです。カップ・オブ・エクセレンス品評会でも数度入賞しています。

 

フェアトレードこのような品質向上策への投資は、好循環をもたらします。フェアトレードの認証を得て獲得したプレミアムをきっかけとして品質向上に取り組む生産者や組合を支援する観点から、丸山珈琲はフェアトレード認証コーヒーを扱うことにしました。

 

フェアトレード認証の理念を尊重しつつ、また丸山珈琲の品質基準を満たすコーヒーを紹介していくことができると思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

 株式会社丸山珈琲 代表
丸山健太郎