2013年5月29日

サビ病とは

コーヒーの病気「さび病気」

中米で猛威を振るっている「サビ病」は、コーヒーの木の病気の中で最も恐れられているんです。

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▲ サビ病のコーヒーの葉には、オレンジ色の胞子が繁殖。葉っぱは枯れ落ちる。

葉に錆のようなオレンジ色の胞子が繁殖し、葉っぱが落ちてしまいます。
これにかかると、木は光合成ができなくなり、最悪の場合、木が枯れてしまいます。
セイロン紅茶で有名なスリランカはもともとコーヒー栽培が盛んでしたが、19世紀にさび病が発生し、数年で壊滅的なダメージを受けた結果、茶の栽培が盛んになった、そんな歴史があります。

 

丸山が産地で見た最新状況

丸山が2013年1〜2月にかけて、ホンジュラスとエル・サルバドルを回ったとき、そこの被害は深刻でした。サビ病の菌はカビの一種で湿気を好み、ここ数年の気候変動、特に雨量の増加によって、標高1,400m以下のところで栽培されているコーヒーの木はかなりの確率で被害を受けていました。

農家によっては今年の収穫量が例年の20%にまで落ちたところがあります。
丸山珈琲のお付き合いしている農園のほとんどが標高1,500m以上の高地にあり、サビ病の菌にとっては気温が低く、サビ病発生の確率は低くなります。それでもエルサルバドルのモンテシオン農園では例年より40%収穫量が落ちました。

 

サビ病に耐性のある品種!

一つの農園の中のサビ病にやられて葉っぱが全て落ちてしまった区画の横に、青々と茂ったサビ病耐性品種の木の区画があったりします。

ならばすべて耐性品種に植え替えればいいのでは? と思うのですが、味に関しては耐性品種の方が落ちると言われているため悩ましいところです。生産者にとっては収穫量がそのまま収入に直結しますので、植え替えはすすめたいところでしょう。

来年もこのサビ病が流行るようだと、生産者によっては農園を放棄したり、他の作物に切り替えたりと、コーヒー栽培そのものが危機に直面することになりかねません。

コーヒーのサビ病、今後も気になるところです。

 

記述:2013年2月